Merry Christmas!
素敵なクリスマスをお過ごしください。
2013年12月25日
中秋の名月から一ヶ月がすぎ、
ようやく秋らしい日々が続くようになりました。
秋といえば、芸術。
夏に森美術館のラブ展に行った時、懐かしい方々を お見かけしました。
Love展/草間彌生『愛が呼んでいる』
2007年に中国、北京に行った時にお会いした、
RongRong さんとinriさんが家族写真を作品として出展されていたのです。
おふたりにいただいた写真集
彼らが主宰する写真を専門としたアートセンター、三影堂で見かけた作品 が
今でも忘れられません。
先祖代々の写真が並び、ファミリーツリーのような形で表現されているのですが、
この作品を見た時から、私も自分の先祖に思いをはせるようになりました。
芸術が及ぼす力は、大きいです。
コンセプトがあるものの方が、より自分には影響すると思っていたのですが、
感覚に直接訴えるアートもこれから探していきたい思います。
それでは、Happy Halloween!!
2013年10月20日
代官山蔦屋書店にて、
映画『はじまりのみち』の原恵一監督と対談させていただきました。
こちらの映画は
『二十四の瞳』などで知られる木下恵介監督が
戦時中に経験された実話をベースにしています。
最近、黒沢明監督の『羅生門』、
岸恵子さんが雪女に扮する『怪談』などを観直していた時期に重なり、
日本映画により親しむきっかけになりました。
また原監督のアニメーション作品『河童のクゥと夏休み』を観て、
アニメのロケーションと最近の旅先が二カ所とも同じだったことは、嬉しい偶然でした。
岩手県遠野は柳田國男著の『遠野物語』で知られる民話のふる里。
カッパ伝説が残り、カッパが目撃されたといわれるカッパ淵があります。
私もカッパのクゥのように、
ここで自然の良さを感じ、次に向かったのが沖縄でした。
クゥはやんばるの自然に帰りましたが、
私は竹富島と宮古島を巡りました。
暑ければ海に入り、一日は二倍に間延びし、エンターテインメントは星砂探し。笑
こんなシンプルさ、長く忘れていました。
こんな生活もあるんだと思うと同時に、
常に今ある生活が全てだとは思わないこと、
探し続けることの大切さを、
クゥに夏休み前に教えてもらい感謝です:)
『はじまりのみち』は6月1日公開です。
2013年6月1日
去年の募集から早一年、
第一回ありがとう大賞は、
『金色の笑顔』と『リトル』がダブル受賞し、
この春出版されました。
『金色の笑顔』はイメージの浮かんでくる文体、
『リトル』は印象に残る言葉がたくさんあり、
お話もまったく違うのですが、
不思議と共通のテーマが存在していたように思います。
それは「大切なものは目に見えない」というサンディクチュペリの言葉を引用したくなるような、
普遍的なものでした。
『星の王子様』は何度読んでも忘れてしまい、
それでまた年月を経て手に取ることで、
新たな意味を持ってくる本だと思います。
ありがとうという言葉もどこかそれと似ている気がしています。
ありがとう大賞第二回目の募集も始まりました。
http://arigato-award.jp/
また特別賞の『弁当男子の先生と素直になれない中学生』もこれから出版されるそうです。
ありがとうという気持ちと、それを表す言葉、
また物語が広がっていきますように。
2013年3月25日
明けましておめでとうございます。
お正月早々、「風が吹けば桶屋が儲かる」展(東京都現代美術館)へ。
このタイトルは今翻訳させてもらっている
太宰治の作品『浦島さん』で初めて知った、ことわざでもあります。
美術展では、観客もいつのまにか参加しているアートのことを
こう名付けているのでしょうか。
バタフライ効果のように一見、関係ないと思われるふたつの物事が、
実はつながりを持っていていて、
最初起こす行動が思わぬ結果を生み出すの意味です。
その間にあるプロセスは魔法とでも呼びたくなる。
見えないところで起こっていることは、不可思議なもの。
でも最初にあるのは、
蝶のひと羽ばたきで、「いつ、どこで、だれと・・・」はいつも私たち次第。
美術展に行く途中、
パリにある書店シェイクスピア&カンパニーのような開放感が気持ちいい古本屋さんを見つけました。
今年も祈っています。
2013年が皆様にとって実り多き年となりますように。
熊も祈っています:)笑
2013年1月10日
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